テレビCMでもよく聞く「歯石」、一体どんなものかご存知ですか?
歯石の正体と、お口の健康への影響、そしてケア方法をまとめます★

 

歯石とは? ~プラークが硬くなったもの~

歯石とは、お口の中に残ったプラーク(歯垢)が、唾液中のカルシウムなどと結びついて石のように硬くなったものです👀

 

補足:プラーク(歯垢)とは? 👶🏻
プラークは歯の表面に付くネバネバした細菌の塊。食べカスとは違います。
プラーク1mgには1億個以上の細菌がいると言われ、食後4~8時間で作られ始めます😱🤯 だから毎食後の歯磨きが重要なんです!

 

この磨き残したプラークが、2日~14日ほどで硬い「歯石」に変わります🥶
歯ブラシが届きにくい歯の間や歯の裏側、歯周ポケット(歯と歯ぐきの溝)は特に歯石ができやすい場所です。

 

歯石を放置するとどうなる? ~細菌の温床に~

歯石自体に強い病原性はありません。しかし、問題はここからです!
歯石の表面はザラザラしているため、**新たなプラーク(細菌)が非常に付きやすく、細菌が増える「すみか」**になってしまうのです🙉

 

この「細菌のすみか」を放置すると、歯ぐきが炎症を起こし(歯肉炎)、進行すると歯を支える骨を溶かす歯周病の原因になります🌀

歯石は細菌にとって最高の隠れ家なのです。

 

歯石はどうすれば取れる? ~セルフケアとプロのケア~

プラークの段階なら、日々の歯ブラシやデンタルフロスなどで取り除けます。
しかし、一度硬くなった歯石は、歯ブラシでは落とせません。

そのため、

  1. 歯石になる前の「プラークコントロール」が最も重要!(日々の丁寧なセルフケア)
  2. 出来てしまった歯石は、歯科医院での専門的なクリーニングで除去!

この2つが不可欠です😇

 

 

歯科医院では「スケーラー」という専用器具で、歯科医師や歯科衛生士が歯石を丁寧に除去します。

歯石(細菌のすみか)を取り除くメリットはたくさんあります。

 

なぜ「定期的」なクリーニングが大切なの?

「歯石は一度取れば大丈夫?」残念ながら、そうではありません。
毎日丁寧に歯磨きしても、100%プラークを除去するのは難しく、時間と共にまた歯石はできます。

歯石を長く放置すると、どんどん硬く厚くなり、取るのが大変になったり、痛みを感じやすくなることも😢

 

そのため、歯科医院での定期的なチェックとプロのクリーニングがオススメです

 

定期クリーニングは、歯石除去だけでなく、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療にも繋がる大切な習慣です。

「自分の口に歯石はある?」「最近歯ぐきから血が…」など、気になることがあれば、いつでもご相談くださいね

 

検診のご予約、お待ちしております📞♪