親知らずと耳にされると抜くのが大変で痛いというイメージを持っておられる方が多いと思います。

親知らずは前歯から数えて8番目。一番奥の歯の事で、智歯、第三大臼歯と言う別名があります。

一般的に永久歯は15歳ころまでには生えそろいますが、親知らずは10代後半から20代ころに生えてくることが
多いです。

諸説ありますが、昔は平均寿命が40歳代程度でしたので、親に知られることなく生えてくる歯という事で親知らず
と名前が付けられたと言われております。

では、親知らずはどのような時に抜く必要があるのかお話しさせていただきます。

親知らず=抜くものと思っておられる方も多いですが、まっすぐ、歯並びに沿って生え、噛み合って場合は必ずしも
抜く必要はございません。

多くの人の親知らずがしっかり生えず、汚れがたまりやすい為、虫歯になったり、歯茎が炎症を起こし痛みを伴う等の
症状が出るだけでなく、
親知らずの手前の歯がむし歯になる為、抜歯することになるのです。

親知らずを抜歯する際に、歯茎を切開したり、骨を削ったりする為、強い痛みや腫れが発生するのです。

下顎管という神経が通っている所の近くに親知らずがあると麻痺がでる可能性がありますので注意が必要です。

当院で親知らずの抜歯を行う前には、CTを撮影し診断いたします。