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タバコと歯の健康

タバコを吸う人は、吸わない人に比べて歯周病になりやすいことがわかっています。

これは、タバコが以下のような悪影響を及ぼすためです。

  • 唾液の減少

タバコを吸うと口の中が乾き、唾液が減ります。

唾液には、口の中の細菌を洗い流したり、歯を守る役割があるため、唾液が減ると細菌が増えやすくなります。

  • 歯ぐきの血流悪化

タバコに含まれるニコチンは、血管を縮める働きがあります。

そのため、歯ぐきの血流が悪くなり、歯ぐきに必要な栄養や酸素が届きにくくなります。

  • 歯周病の悪化

タバコを吸う人は、歯周病が悪化しやすく、治療も難しくなります。

  • 口臭

タバコは口臭の原因にもなり、歯周病や口内炎を悪化させることもあります。

 

歯周病予防と全身の健康のためにも喫煙者の方には禁煙にチャレンジして、健康な生活を送っていただきたいと願っております。

年末年始の休診日

12月30日(月)から1月3日(金)まで
年末年始休診とさせていただきます。

 

本年も大変お世話になり、ありがとうございました。

 

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

むし歯治療、本当に削るべき?

年の瀬も押し詰まり、いよいよ冬本番ですね。

インフルエンザが流行っているようですので、どうぞご自愛ください。

今回は歯を削るタイミングについてお話しします。

歯の内部にある象牙質にまで達したむし歯は進行が速いため、削って詰める治療が必要になります。
しかし、表面のエナメル質にとどまっている初期むし歯の場合は、経過観察を選択できる場合があります。

 

エナメル質は歯の最も外側にある硬い組織で、丁寧なセルフケアによってむし歯の進行を抑え、再石灰化を促せる可能性があるからです。

 

具体的には、以下のようなセルフケアが有効です。

 

・フッ素入り歯磨き粉の使用

・正しい歯磨き方法の実践

・デンタルフロス・歯間ブラシ・洗口液の使用

・間食の頻度や内容の見直し

・定期検診(年4回)とレントゲン検査(年1回)の受診

これらの習慣を身につけることで、むし歯になりにくい口腔環境を作ることができます。

患者様にはご自身のむし歯の状態を正しく理解していただき、適切なケアを実践していただくようご説明しています。

 

歯は一度削ってしまうと元には戻りません。

再治療の度に歯を削る量は増え、歯の寿命を縮めてしまいます。

 

痛みがない初期むし歯であれば、セルフケアと定期検診で経過観察しながら、歯を長持ちさせる方が良い場合もあるのです。

 

削らずに済むなら、それに越したことはありません。

初期むし歯と診断されたら、毎日のセルフケアと定期的な検診で大切な歯を守りましょう。

年末年始は込み合います。

当院での受診をご希望でしたら、お早めにお電話の上、ご来院頂きますようお願い致します。

妊娠中のお口のケア

妊娠中はホルモンバランスの変化などにより、歯や歯ぐきに様々な影響が出やすいため、
しっかりケアすることが大切です。

 

妊娠中の歯と歯茎の変化

  • 妊娠性歯肉炎: ホルモンバランスの変化で歯ぐきが炎症を起こしやすく、
    腫れや出血が起こることがあります。
  • 口の乾燥: 唾液の分泌が減り、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
  • つわり: 嘔吐による胃酸が歯のエナメル質を溶かし、むし歯になりやすくなります。
    つわりが辛いときは、食後や嘔吐後に口をゆすぐと良いでしょう。

妊娠中の歯科治療

妊娠中でも歯科治療は可能です。ただし、使用できない薬などもありますので、主治医と相談しながら進めていきましょう。

まずは一度、歯科医院で検診を受けることをおすすめします。

妊娠中にできる歯科ケア

  • 定期検診: むし歯や歯周病の早期発見・予防に繋がります。
  • 正しいブラッシングとフロス: 口腔内を清潔に保ちましょう。
  • バランスの良い食事: カルシウムやビタミンDを多く含む食品を摂取し、砂糖の摂りすぎに注意しましょう。

 

なぜ妊娠中のお口のケアが大切なのか?

歯周病菌は早産のリスクを高める可能性があります。

妊娠中のお口のケアは、お母さん自身の健康だけでなく、赤ちゃんのためにも非常に重要です。

 

ホルモンバランスの変化やつわりなど、妊娠中は様々な影響を受けやすいので、
定期的な歯科検診と毎日のケアを心がけましょう。

健康な歯と歯ぐきを保つことで、安心して出産に臨むことができます。

ぜひ歯科医院を受診してください。