Blogブログ

「ナイトガード」をご存じですか?

日本人のおよそ8割もの人が、無意識に歯ぎしり、食いしばりをしていると言われています。

歯ぎしり・食いしばりの際に歯にかかる負荷は、自分の体重の2倍〜5倍とされています。

体重が40kgでも80〜200kgです。

一般的に食事の際の噛む力は10kg程度とされています。
その何倍〜何十倍もの力が持続的にアゴや歯にかかります。

睡眠中に無意識で行われる歯ぎしり・食いしばりは、自分で気づいて止めるということができません。

強い歯ぎしり・食いしばりが毎晩続くと、被せものを入れた歯が折れた、
歯が欠けた・削れたといった問題が起きやすくなったり、顎関節症の原因の1つとも考えられています。

『 ナイトガード 』 とは、その名の通り寝ているときに歯に装着するマウスピースのことであり、
歯ぎしりやくいしばりによる負荷を軽減するための装置です。

 

歯ぎしり、食いしばりでお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。

インプラントの講義を行いました

大阪医専歯科衛生学科で勉強されている未来の歯科衛生士さんのため、毎年定期的に登壇しています。

今年(2023年)は去る5月にインプラントの講義を行いました。

これからの歯科業界を担う未来の歯科衛生士さんの応援になればと思っております。

歯の移植「自家歯牙移植(じかしがいしょく)」をご存じですか?

歯の移植「自家歯牙移植(じかしがいしょく)」をご存じですか?

虫歯や歯周病、不慮の事故など、

なんらかの理由で歯を抜かなければならなくなった場合、

考えられる治療法といえばインプラントやブリッジ、入れ歯などを

想像されると思いますが、

歯の移植「自家歯牙移植(じかしがいしょく)」も

歯の治療法の一つの選択肢になります。

歯の移植「自家歯牙移植(じかしがいしょく)」は、

お口の中で、噛み合わせに機能していない歯(多くは親知らず)を移植する治療法です。

 

虫歯で使えなくなった歯です。

移植した歯は完全に独立しているため、

隣り合う歯を支えにする入れ歯や、支えになる歯を削る

ブリッジなどのように、周囲の歯に負担をかけることがありません。

また、インプラントは保険適用外ですが、

自家歯牙移植は保険適用になることが多く、

比較的安い費用で高い機能を持つ歯を作ることができます。

一方で『自家歯牙移植』は

誰にでも適応される治療方法ではありませんので

まずは移植が可能かどうか歯科医師にご相談下さい。

 

衛生士勉強会(インビザラインのボタン付け)

衛生士の勉強会を週一でやっています。

今回はDH大森塾で習ったことの復習とインビザラインのボタン付けについて学習しました。

歯周病の基礎の確認
生物学的幅径(歯肉溝、上皮性付着、結合組織性付着)、付着歯肉との関係
歯周病予防
レッドコンプレックス
根面カリエスについて話し合いました。

インビザライン(マウスピース矯正)では歯並びを治す際に、上下の歯の噛み合わせの前後関係をしっかり作るために、小さな輪ゴムを患者様本人に、かけて
もらいます。

見た目の歯並びがきれいになっていても、前後関係がズレていては奥歯でしっかり噛めていない、前歯で細かいものが噛みきれない、ということが起こります。

その輪ゴムをひっかけるボタンを歯の表面に付けるのですが、やはり力がかかる場所なので、取れてしまい患者様に迷惑をかけてしまうことがあります。

取れる原因について、接着不良(エッチング、ボンディング操作や乾燥具合)、噛み合う歯が当たっていないか、マウスピースが干渉してないか、など改めて話し合いました。

明日は衛生士国家試験で、当院のアルバイトの学生さんも受験予定です。
受験生の皆さん頑張って下さい!