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親知らず

親知らずと耳にされると抜くのが大変で痛いというイメージを持っておられる方が多いと思います。

親知らずは前歯から数えて8番目。一番奥の歯の事で、智歯、第三大臼歯と言う別名があります。

一般的に永久歯は15歳ころまでには生えそろいますが、親知らずは10代後半から20代ころに生えてくることが
多いです。

諸説ありますが、昔は平均寿命が40歳代程度でしたので、親に知られることなく生えてくる歯という事で親知らず
と名前が付けられたと言われております。

では、親知らずはどのような時に抜く必要があるのかお話しさせていただきます。

親知らず=抜くものと思っておられる方も多いですが、まっすぐ、歯並びに沿って生え、噛み合って場合は必ずしも
抜く必要はございません。

多くの人の親知らずがしっかり生えず、汚れがたまりやすい為、虫歯になったり、歯茎が炎症を起こし痛みを伴う等の
症状が出るだけでなく、
親知らずの手前の歯がむし歯になる為、抜歯することになるのです。

親知らずを抜歯する際に、歯茎を切開したり、骨を削ったりする為、強い痛みや腫れが発生するのです。

下顎管という神経が通っている所の近くに親知らずがあると麻痺がでる可能性がありますので注意が必要です。

当院で親知らずの抜歯を行う前には、CTを撮影し診断いたします。

年末年始の休診日

12/30〜1/3は休診日となります。

年始は1/4から診療致します。

2022年も宜しくお願い致します。

 

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口臭

口臭

誰もが⼀度は感じ、気になる⼝臭。
⾃分の⼝臭。他の⼈の⼝臭。 いつでも⾝近な⼈が⾃分の⼝臭を指摘してくれたり、また、気軽に相⼿の⼝臭を教えてあげることが できるならいいですが。 友⼈の⼝臭に気付いた時「あなた、お⼝の臭いよ」と⾔えますか︖ 気付いていても⾔い⾟い場合がほとんどではないでしょうか︖ とてもデリケートな問題ですね。そして、⾃分の⼝臭は⾃分で気付きにくいものです。

さて、⼝臭の原因とは⼀体何なのでしょう︖どのような種類があるのか簡単に説明します。

■1)⽣理的⼝臭

起床時、空腹時、緊張時、疲労時などに唾液が減少して起こる⼝臭です。 誰もが⽇常⽣活の中で起こる現象ですので特に気にしなくてもいいでしょう。 ⽔分補給やうがいをすることで解消されることがほとんどです。

■2)⾷べ物による⼝臭 ⽂字どおりニンニクやお酒などを⾷べたり飲んだりすることで起こる⼝臭です。 胃の中からなくなると⾃然に消えます。ガムなどで緩和されますね。

■3)⾆苔(ぜったい) 新陳代謝により、剥がれ落ちた粘膜細胞や⽩⾎球などが⾆に付着し、それが細菌に分解されることによって起こる⼝臭です。 ⻭磨きがけでなく、⾆ブラシでやさしく⾆を磨きましょう。

■4)唾液分泌量の減少 加齢、ストレス、不規則な⽣活、薬の副作⽤、⼝呼吸など、お⼝の中の唾液が減少することで⼝腔内に細菌が増殖して起こる⼝臭です。 ⾃⼰改善できることは改善しましょう。乾燥を防ぐために⽔分補給や唾液を多く分泌させるようによく噛みましょう。 ⼀度、⻭科医に相談するといいですよ。

■5)⼝臭恐怖症 ⾃分の⼝臭が⽣理的な範囲であるにもかかわらず、気にしすぎてしまうケースです。 まずは、⻭科医院で検査を受けて下さい。⼼因性のものであれば専門医に相談を。

■6)⻭周病や⾍⻭ 残念ながら⼤多数の⼝臭の原因はこの⼆つ。すぐに⻭科に来院して下さい。 ⼈それぞれ改善⽅法が異なりますし、放置すれば更に悪化し、他の症状も出てきます。 ⼀旦は改善されても再発する厄介な特徴があるので、定期的に検診を受けましょう。

糖尿病と歯周病

歯周病

糖尿病に罹っていると歯周病になりやすい!と聞かれたことありますか?
今回は糖尿病と歯周病の関係性についてご説明させていただききます。
糖尿病は、喫煙と並んで歯周病の二大危険因子と言われております。
・糖尿病の人が歯周病にかかっている率は糖尿病でない人の約2倍
・糖尿病患者は歯周病が重篤化することが多い
・血糖コントロールが良くない人ほど歯周病が重篤化しやすく、
歯周病が進行してしまっている人ほど血糖コントロールが悪い
・糖尿病の罹患期間が長い人ほど歯周病の罹患率が高い
と言われています。

歯周病が改善されると
・糖尿病がコントロール状態を示す
・糖化ヘモグロビン(HbA1c)の値の改善がみられる
と言われています。

なぜお口の中の病気である歯周病が糖尿病とこれほど関係があるのでしょうか
出血や膿を出しているような歯周ポケット(歯肉に炎症がある状態)から、
炎症に関連した化学物質が血管を経由して体内に放出されます。
中等度以上の歯周ポケットがお口の全体にある場合、
そのポケット内面の総面積は手のひらと同じくらいと言われています。
歯周ポケットの中身は外からはなかなか見合えませんが、
手のひらサイズの範囲で出血や膿が放置されていると考えると、
無視できない事だとお分かりいただけると思います
歯周ポケットから出て血流に乗った炎症関連物質が、体の中で血糖値を下げるインスリンを効きにくくしてしまいます。
そのため、糖尿病を発症したり、糖尿病が進行しやすくなるのです。
歯周病の治療をきちんと行うことで、糖尿病が悪化するのを防ぐこともできるということです
歯周病の治療って、何をするの???
と思われる方も居られると思いますが、基本的にはお口の中を清潔にする、ということが大前提であり一番効果的な治療です。
歯周病は細菌による病気の為、その細菌を減らすために、
適切なブラッシング指導を行っていきます。
患者様自身によるセルフケア(毎日のことなので当然これが最も大事です)は基本ですが、
その上で歯医者に来てもらい、歯周ポケット内のプラークや歯石を専用の器具を使って取り除き、双方からアプローチしていきます。
歯石がついているとザラザラした表面が細菌のすみかになりご自身のブラッシングでは歯周病菌がとり切れないからです。

今回は歯周病と糖尿病の関係性についてご説明いたしましたが、歯を失う原因の第一位は歯周病です。歯周病はなかなかの厄介者です。
糖尿病以外にも、脳梗塞や狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患、早産、低体重児出産、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症など、様々な全身疾患を発症するリスクを高めるといわれています。
歯周病が全身に引き起こす様々なリスクをふまえ、適切な治療、適切な予防を行っていきたいと思います。


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