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歯の詰め物、被せ物が外れるのはなぜ?

詰め物、被せ物が外れた経験はございませんか?

 

詰め物・被せ物が取れる原因

❶接着用セメントの劣化

詰め物や被せ物は、強力な接着剤を使って歯に固定されています。

しかし、時間の経過とともに、接着材が劣化してしまうことがあります。

その結果、詰め物や被せ物が少しずつ浮き上がり、最終的に外れてしまうことがあります。

詰め物・被せ物を歯に接着している歯科用セメントは、残念ながら永久保証されるものではありません。

一般的な保険適用の歯科用セメントには、唾液によって溶かされてしまう性質が少なからずあるため、
治療から十年以上経っていると、接着力が弱くなっていることがあります

 

❷虫歯

詰め物・被せ物は長い間使っていると、経年劣化で歯との間に隙間ができることがあります。

その隙間から⾍⻭菌が入り込んで⾍⻭になると、詰め物や被せ物が外れやすくなります。

 

❸歯ぎしり・食いしばりによる力

強い力で噛んでいると、詰め物や被せ物に大きな負担がかかります。

経年による負担で詰め物・被せ物が取れることがあります。

 

では詰め物や被せ物が取れてしまった場合はどうするのが良いのでしょうか。

 

まず、可能であれば取れた詰め物や被せ物をそのままご持参ください。

期間があいてしまうと、歯が動いたり、歯ぐきが盛り上がり、付け直しできないことがあります。
外れて痛みがないからと放置せず、早めに歯科医院を受診しましょう。

 

日々の丁寧なご自宅でのセルフケアと歯科医院での定期チェックでお口のトラブルリスクを減らせます。

何も症状がなくても歯科を受診しましょう。

タバコと歯の健康

タバコを吸う人は、吸わない人に比べて歯周病になりやすいことがわかっています。

これは、タバコが以下のような悪影響を及ぼすためです。

  • 唾液の減少

タバコを吸うと口の中が乾き、唾液が減ります。

唾液には、口の中の細菌を洗い流したり、歯を守る役割があるため、唾液が減ると細菌が増えやすくなります。

  • 歯ぐきの血流悪化

タバコに含まれるニコチンは、血管を縮める働きがあります。

そのため、歯ぐきの血流が悪くなり、歯ぐきに必要な栄養や酸素が届きにくくなります。

  • 歯周病の悪化

タバコを吸う人は、歯周病が悪化しやすく、治療も難しくなります。

  • 口臭

タバコは口臭の原因にもなり、歯周病や口内炎を悪化させることもあります。

 

歯周病予防と全身の健康のためにも喫煙者の方には禁煙にチャレンジして、健康な生活を送っていただきたいと願っております。

年末年始の休診日

12月30日(月)から1月3日(金)まで
年末年始休診とさせていただきます。

 

本年も大変お世話になり、ありがとうございました。

 

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

むし歯治療、本当に削るべき?

年の瀬も押し詰まり、いよいよ冬本番ですね。

インフルエンザが流行っているようですので、どうぞご自愛ください。

今回は歯を削るタイミングについてお話しします。

歯の内部にある象牙質にまで達したむし歯は進行が速いため、削って詰める治療が必要になります。
しかし、表面のエナメル質にとどまっている初期むし歯の場合は、経過観察を選択できる場合があります。

 

エナメル質は歯の最も外側にある硬い組織で、丁寧なセルフケアによってむし歯の進行を抑え、再石灰化を促せる可能性があるからです。

 

具体的には、以下のようなセルフケアが有効です。

 

・フッ素入り歯磨き粉の使用

・正しい歯磨き方法の実践

・デンタルフロス・歯間ブラシ・洗口液の使用

・間食の頻度や内容の見直し

・定期検診(年4回)とレントゲン検査(年1回)の受診

これらの習慣を身につけることで、むし歯になりにくい口腔環境を作ることができます。

患者様にはご自身のむし歯の状態を正しく理解していただき、適切なケアを実践していただくようご説明しています。

 

歯は一度削ってしまうと元には戻りません。

再治療の度に歯を削る量は増え、歯の寿命を縮めてしまいます。

 

痛みがない初期むし歯であれば、セルフケアと定期検診で経過観察しながら、歯を長持ちさせる方が良い場合もあるのです。

 

削らずに済むなら、それに越したことはありません。

初期むし歯と診断されたら、毎日のセルフケアと定期的な検診で大切な歯を守りましょう。

年末年始は込み合います。

当院での受診をご希望でしたら、お早めにお電話の上、ご来院頂きますようお願い致します。